ルモガリオンを用いる蛍光検出高速液体クロマトグラフィーによる輸液及び注射剤中の微量アルミニウムの高感度定量
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概要
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輸液及び注射剤等中のアルミニウム濃度の規制が,2004年に米国で開始されようとしている.本研究では,高感度なルモガリオン錯体の蛍光検出法による輸液及び注射剤等中の微量アルミニウムの測定法について検討した.ほとんどの製剤において前処理を必要とせず,回収率及び直線性共に良好な結果が得られた.また,製剤の原料成分に関しても同様の結果が得られた.生体試料の測定として尿及び血清中のアルミニウム濃度の測定を行い,尿は前処理を必要とせず,血清は酸添加及び遠心分離のみの前処理で測定可能であった.このように本測定法の測定対象は広範囲であり,かつ製剤中の1μg/l以下のアルミニウムが測定可能である.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 2004-01-05
著者
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