臭化ナトリウムを内標準として用いるイオンクロマトグラフィーによる血清中の塩化物イオンの定量
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概要
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血清中の塩化物イオン濃度測定法として臭化物イオンを内標準とするイオンクロマトグラフィーについて検討を行った。血清中に存在する陰イオンのうち塩化物イオンが最も高濃度であることから1000倍希釈が可能であること、かつクロマトグラフィーによって他の共存物の影響をほとんど受けなくることが可能であるなどに着目し,更に,注入量の変動,検出器の感度変動を補正するため臭化物イオンを内標準に用いて行った結果,正確さ,精度において十分満足できる結果が得られ,血清中の塩化物イオンの分析法として有用な手段であることが分かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-02-05
著者
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