ファンダメンタルパラメーター法によるセラミックス誘電体の蛍光X線分析
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概要
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組成濃度範囲の狭いバリウム、亜鉛及びタンタル複合酸化物のガラスビード化した試料のXRF分析において、ファンダメンタルパラメーター法(FP法)の適用を試みた。ガラスピード化する場合の数種の融剤及ひはく離剤の適合性を調べた結果、融剤にはホウ酸リチウムが、はく離剤には臭化カリウムが最も良い結果を与えた。試料と融剤との混合比は、1:10、1:5及び1:2のいずれにおいても、はく離性、消泡性、耐割れ性及び均一性において優れたガラスピード試料を作製できることが分かった。又、検量線法とFP法における各成分の正確度の比較を行った結果、いずれの混合比においてもFP法のほうが良い結果を与えた。本法における試料と融剤との混合比が1:2のガラスピード化した試料の各成分の繰り返し測定精度及び繰り返し分析精度は、それぞれ0.05%であった。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-01-05
著者
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