誘導結合プラズマ質量分析法による金中のウラン及びトリウムの超微量分析
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概要
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誘導結合プラズマ質量分析装置を用いて,半導体材料として利用することの多いAu中のU及びThの超微量分析法を検討した.Auを王水に溶解した溶液では,^<197>Au^<35>Cl^+の分子イオンピークが^<232>Th^+のピークと重なるスペクトル干渉が認められた.又,Auの濃度が増加するとUの減感干渉が認められた.そこで,Auを王水に溶解後蒸発乾固したものを0.5M塩酸で溶解し,陰イオン交換樹脂によってAuを吸着分離した後,U及びThを誘導結合プラズマ質量分析装置で測定した.その結果,各種のAu中の数ppb〜数十ppbのU及びThを定量することが可能になった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1988-01-05
著者
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