高速液体クロマトグラフィーによるジオキシジフェニルスルホン異性体の分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高速液体クロマトグラフを用いて,ジオキシジフェニルスルホン(DDSと略記)異性体を迅速に分離定量するために,吸着性のZorbax silを充てんした内径2.1mm,長さ25cmのカラムを用い,移動相として種々の有機溶媒について検討した. その結果,2,2´-,2,3´-,2,4´-DDSに対し,クロロホルム-ヘサキン(60:40)混合溶媒,3,3´-,3,4´-,4,4´-DDSに対しクロロホルム-2-プロパノール(99:1)混合溶媒を用いる段階的溶出法により6種の異性体は完全に分離することが判明した. 上記の溶離液を用いて,流速,カラム温度と分離度を調べた結果,カラム圧力170kg/cm^2(0.5ml/min),20℃が適当であった. これらの条件で作成した検量線の直線性に対する変動係数は2%程度であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1983-02-05
著者
関連論文
- 高速液体クロマトグラフィーによる芳香族アゾキシ,アゾ,ヒドラゾベンゼンの分析
- 高速液体クロマトグラフィーによるフェノールモノスルホン酸異性体の分析
- ナトリウムアミドを用いたm-トルエンスルホン酸塩のアミノ化反応(ノ-ト)〔芳香族化合物のアミノ化に関する研究-5-〕
- 高速液体クロマトグラフィーによるジオキシジフェニルスルホン異性体の分析
- 光応答性クラウンエーテル
- 硫酸または塩化亜鉛を触媒とする第3ブチルアルコールあるいは第3塩化ブチルによる1-ナフトールの第3ブチル化 : 1-ナフトールの第3ブチル化反応に関する研究 (第1報)
- 染料の光退色
- 1-ナフトール-2-カルボン酸の製造研究