炎光分析法による希土混合物中のイットリウムの定量
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概要
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プレミックス型バーナーを用いて酸素-アセチレン炎でイットリウムが高感度で検出できることを見いだし,希土混合物中のイットリウムの最適定量条件について検討した.分析線414.28nmの輝線による検出限界は0.1ppmであり,イットリウム濃度10ppmの試料についての測定値の繰り返し精度は標準偏差が0.136であった.12種類の希土類元素がイットリウムに対して等量ないし10倍量共存すると炎光強度は(10〜70)%低下した.各種濃度からなる希土混合物の合成試料を分析した結果,相対誤差4%以内で定量できた.又,イットリウム原料の希土酸化物による実際試料の分析結果は,溶液法けい光X線分析法による定量値と良好な一致を示した.
- 1977-01-10
著者
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