画像情報システムのためのデータ検索方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大量の画像データを蓄積し、これらを効率的に管理・検索するための計算機システムに対する要求は近年非常に強くなってきている。たとえば医学の分野では日々の検査診療業務で多種大量の画像データを生成しており、これらのデータの能率的な管理が急務となっているほか、博物館や資料館などのような施設でも、収蔵する資料の写真や野外調査のスライドなど多数の画像情報を、うまく管理することによって運営や研究の効率をあげること望まれている。このような分野では、個々の画像情報はひとつの単位データとしておもに扱われ、それぞれの画像データをその構成要素にまで分解したうえでこれらを管理の対象とすることはまれである。また、画像データそれ自身のほかに、個々の画像データを説明する、あるいは何らかの意味でこれに関連する非画像(文字・数値)データが同時に存在するのが普通で、これらは普通一組のデータとして取り扱われる。ここでは、多数の画像情報を、付随する非画像データと関連づけて、おもにデータの検索を目的として管理する、このようなタイプの情報システムを"画像情報システム"と呼ぶことにし、このためのデータ検索方式について考察するとともに、関係データベース上に実現した試作システムと質問言語について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
関連論文
- 2)漢字および濃淡画像のビデオディスプレイ(画像表示研究会(第14回))
- 21-8 漢字および濃淡画像のビデオディスプレイ
- 17-1 RI心血管造影像から左心室輪郭を抽出するための2,3の試み
- パソコン時代の情報処理教育用計算機システム
- 視覚ポテンシャル用いる図形の最適配置
- 画像情報システムのためのデータ検索方式
- A-6 コンピュータに対する習熟度とコンピュータに対するイメージ(測定・評価A)
- 日本語ワードプロセッサの初心者のキーボード操作
- 色彩分布に基づく絵画からの感性情報の抽出