階層的画像処理における粗い認識
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概要
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階層的処理(ピラミッド法)を画像理解に用いる場合、トップダウンとボトムアップ(下層の画像処理結果を上層の画像処理結果と照合し、下層での解釈の妥当性をチェックする意味に用いる)の2つのアプローチが考えられる。いずれのアプローチでも予め階層の上部にある粗い画像の認識が要求される。粗い画像の認識では精密な情報は得られないが、画像全体に関する大まかな情報が高速に得られるというメリットがある。本報告では階層的処理と医師のX線フィルム読影方法の類似性から、階層的処理が有効と考えられる胃X線画像を事例として、階層の上部にある粗い画像の認識処理について述べる。
- 1986-10-01
著者
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