PSI上のエキスパートシステム開発支援ツール(4) : ユーザーインタフェース部
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概要
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本稿では、PSI上のエキスパートシステム開発支援ツールPR0OTONのユーザーインタフェース部の機能について述べる。ユーザインターフェース機能とは、「ユーザーがシステムを利用することを支援する諸々の機能」である。エキスパートシステム開発支援ツールの場合、ユーザーとして、次の2種類を考える。Knowledge Engineer(以下KEと略記):ツールを用いてある特定の分野に関するエキスパートシステムを作成する者である。End User(以下EUと略記):KEによって作成されたエキスパートシステムを利用する者である。また、ツールの利用段階として次の5種類を考える。(1)知識表現時(2)システム起動時:KEやEUが、上の段階で作成された知識データをツールにとりこみ、推論を開始するまでの段階である。(3)デバッグ時(4)通常実行時:EUが、KEによって作成されたエキスパートシステムを動かすことにより利用する段階である。(5)システム評価時:ツール作成者、又は、KEが、システム実行時中の諸々のデータを収集することにより、ツールそのものの処理性能、又は、ツール上の知識ベースの処理性能を評価する段階である。以下(1)、(3)、(5)について説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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澤本 潤
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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永井 保夫
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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沢本 潤
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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岩下 安男
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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進藤 静一
(株)三菱電機
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久保野 秀夫
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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久保野 秀雄
(財)ICOT
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岩下 安男
(財)ICOT
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進藤 静一
三菱電機
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