対象系の分割を用いた定性推論
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概要
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従来の定性推論システムの多くは,対象系全体の挙動を同時にシミュレーションするため,大規模な対象系の定性的挙動を推論できない。この問題点を解決する目的で,局所的挙動の時間スケールの差に着目した階層化が報告されているが,この方法は構造情報を用いた大規模な系の挙動推論には有効でない。本報告では,構造や性質に関する経験的知識に基づいた定性推論の対象系の2つの分割法を提案し,これら2分割法の定性推論の計算量の減少効果を定式化し,適用条件について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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澤本 潤
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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大木 優
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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藤井 裕一
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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大木 優
新世代コンピュータ技術開発機構
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沢本 潤
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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坂根 清和
(財)新世代コンピュータ技術開発機構
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