HTMLビューワの表示に関する一考察 : HTML文書の構造化と表示
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
WWWビューワであるMosaicは文字や絵をマウスでクリックするだけで、世界中の公開情報に簡単にアクセスでき、それまでインターネットに関心がなかった人々を引き付けた。しかし、情報記述言語(HTML)の仕様をそのまま再現するだけでは情報のレイアウト能力に限界があり、また動画や静止画を表示するにはWWWビューワとは別にアプリケーションを用意する必要がある。今後、本格的な商用サービスを大衆向けに提供し発展させていくには、より柔軟かつ効率良く情報をレイアウト/表示でき、サービスに合わせてGUIをカスタマイズできるようなビューワが必要であろう。これらの問題に対して、HTMLの仕様を拡張せずにWWWクライアント側で描画レイアウト機能を向上させることを目的とし、HTML文書を階層構造化して管理することで各種情報の柔軟なレイアウト表示を可能にするWWWクライアント「Brick」を開発した。また各種メディアデコーダを内蔵することによりマルチメディア情報の一元表示を可能にした。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
-
鈴木 利光
富士通研究所情報サービス研究部
-
斉藤 一実
富士通研究所情報サービス研究部
-
村本 貴英
富士通研究所情報サービス研究部
-
村本 貴英
(株)富士通研究所
-
鈴木 利光
(株)富士通研究所
-
斉藤 一実
(株)富士通研究所
関連論文
- 映像制作編集のための話速変換方式
- デジタル映像制作編集システムの音声編集機能
- DSSSLスタイルシートを用いたSGMLオンラインブラウザ : HyBrick
- HTMLを利用したマルチメディア情報の表現方法
- HTMLビューワの表示に関する一考察 : HTML文書の構造化と表示