Lindaのダブル管理プロトコルの提案
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概要
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近年、多数の計算機がLANでつながれているネットワーク環境の普及に伴い、ネットワーク環境上での並列・分散プログラム開発環境の研究が活発に進められている。Linda[1]はそうした研究の1つであり、ダブル空間と呼ばれる一種の仮想的な共有メモリ空間内に存在する、タブルと呼ばれる共有データヘのアクセス(Rd=読み出し,In=読み出し及び削除,Out=書き込み)としてプロセス間通信を実現する。Lindaで記述されたプログラムをネットワーク環境で実行するシステムで問題となるのは、タブルのアクセス時間をいかに短くするかということである。このために様々な手法[2]が提案されているが、本研究では[2]の手法を拡張し、1)タブルをアクセスするプロセスが存在する計算機,2)タプルアクセスタイプ,の2つの情報をプログラマがannotationとして記述することを許し、その情報に基づいてタブル管理プロトコルを使い分けることにより、タブルへのアクセス時間を短くしている。本稿では、タブルアクセスタイプの分類と、タブル管理プロトコルについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-09-27
著者
-
武並 佳則
システムエレクトロニクス研究開発センター住友電気工業(株)
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松田 哲史
システムエレクトロニクス研究開発センター住友電気工業(株)
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田口 哲也
システムエレクトロニクス研究開発センター住友電気工業(株)
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田口 哲也
住友電気工業株式会社システムエレクトロニクス研究開発センター
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田口 哲也
住友電気工業
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松田 哲史
住友電気工業(株)システムエレクトロニクス研究開発センター
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武並 佳則
住友電気工業(株)システムエレクトロニクス研究開発センター
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武並 佳則
住友電気工業
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