プロジェクト管理システムPRIMESについて
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概要
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研究開発を行う部門においては、プロジェクト遂行にかかった時間や予算などのデータ、そしてそのプロジェクトの成果として出てくる多量の文書データを管理しなければならない。また、これらのデータの管理にデータベースを用いてもデータの登録などに手間がかかり、しかも、一度データ管理のためのシステムを作ってしまうと、違った種類のデータを新しく加えるなどのシステム変更が困難になるという問題がある。われわれの所でも管理すべきプロジェクトおよびそこで作成された文書は年々増加の一途をたどっている。そこで、数年前より文書をデータベース管理システムで管理してきた。しかし、文書はプロジェクトに付随して出されるものであるにもかかわらず、プロジェクトデータと文書データが別のシステムで管理されていた。そのような状況で、プロジェクトとそのプロジェクトで作成された文書を一括的に管理したいという要求が高まってきていた。本稿では、以上のような問題点を解決する方法を提案し、今回大幅に改良されたプロジェクト管理システムPRIMES(Project Information Management System)ではそれがどのように実現されているかについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16