ファックス通信添削システム : データ管理
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概要
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近年、ファックスは低価格化に伴い一般家庭にも普及しつつあり、パーソナルな情報端末としての利用が注目されつつある。特に、教育の分野では、過去に行なわれてきた、郵便を使った通信添削に代って、最近ファックスを用いた通信添削が盛んに行なわれるようになってきた。しかし、受信、仕分け、添削、送信、成績管理などそれぞれに人手がかかり、それらをなるべく自動化してコスト(人件費など)を減らしたいという要求が出てきた。そこで今回我々はこれらの問題を解決するために、ファックスアダプタとUNIXワークステーションを用い、データ管理の部分をG-BASE、イメージ処理とファックス制御の部分にはIMAZONEを用いたファックス通信添削システムavitalを開発した。本稿では、特に、データベースのデータをもとにした、年間スケジュールの自動作成機能と、スケジュール送信やレベル別送信などの送信に関する機能について、そして、イメージデータから情報を読み取るためのバーコード認識の利用についてそれぞれ説明する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24