構文的パタン認識法は能率が悪い
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概要
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構文的パタン認識法(以下、構文法あるいはSMという)は、パタンを系列や木に展開したとき、1つのカテゴリ(C)のパタンの系列や木の集合を言語L(Gc)と見て、未知パタン(X)を系列や本に展開したもの(X)が、L(Gc)に属するかどうかを構文解析あるいは誤り訂正構文解析で判定しようとする方法である。構文法を用いないで、Xと標準パタンの系列や本の集合との距離を計算して、Xを判定する方法もある。これを、ここでパタンマッチング法(PM)と呼ぶ。SMは、パタンを表す的確な文法を作る作業が必要であること、文法の変更が必要になったとき、その操作が必ずしも単純でないなどの難点かあるが、本文では、時間・空間必要量からSMとPMを比較し、SMが悲観的であることを述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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