誤りのある音素記号列訂正のための計算手数の軽減法
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概要
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単語音声の認識では, 置換, 挿入, 脱落等の誤りをもつ音素記号列を訂正する過程が必要になる. 本文は, 重みつきレーベンシュタイン距離(WLD)を用いて誤りのある音素記号列を訂正する方法を, 混乱列のもつ音韻誤り情報を用いて, 高速に行う手法を二つ提案している. 高出現頻度の音素記号列5561で調べたところ, 置換誤りはある限られた範囲で起こり, 挿入および脱落はいずれか一つしか起こらないとき, 長さ5〜9のある音素記号列では, 従来のWLD法に比べると, 訂正法1では, 約25%以下の計算量で済み, 訂正2では, 10%〜1%程度で済むものと予想された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1985-11-15
著者
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