CALS対応文書管理システムの拡張と将来性
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概要
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近年、インターネットを中心とする情報技術の急激な進歩により、製品のライフサイクル全体をシステム化するといったCALSのコンセプトが徐々に実装可能になってきている。前回[1]は、段階的なCALS実装の第1歩として、既存の文書管理システムにWWWブラウザからの文書閲覧機能を、将来の拡張に柔軟に対応できる3層アーキテクチャにより実現した。また、閲覧するデータのフォーマットとしてCALS標準のTned-G4形式を扱えるようにするため、JavaのアプレットとしてTiled-G4ビューアの開発を行った。CALS実装の第2段階としては、文書管理システムをべースとして、既存システムとの連携によるシステム統合と将来の拡張に向けてのインフラ技術の評価・検証を行った。本稿では、実装第2段階として、文書のライフサイクル全体をシステム化するために、既存の文書承認ワークフローシステムとの連携による承認文書の自動登録を実現したことと、複数システム統合によるインフラの複雑化解消と将来の拡張性への対応としてJavaのRMIを利用したオブジェクト通信基盤を構築したことについて述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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