表現を損なねない3次元仮想空間構築のためのLOD自動生成方式

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インターネット等不特定多数を相手にする場合、高性能から低性能まで様々なCPUが接続される。CPU性能は年々向上しており低性能といえど一昔前と比較して高パフォーマンスを有する。しかし、3次元仮想空間内でのウォークスルー時のレンダリング処理等のリアルタイム処理を行うには、この高パフォーマンスでも性能不足である。そこで、レンダリング処理を軽減する方策として、オブジェクトまでの距離によって表示精度を変えるLOD方式が設定されている。従来、仮想空間の作成者は試行錯誤しながらLODの設定作業を行い、最適解を求めてきた。しかし、LODの使用は画像精度と表示時間とのトレードオフであり、大きな空間になればなるほど設定作業が膨大になり、LOD設定の大きな障害になっている。この作業を軽減するため、LOD設定の自動化方式の様々な提案がなされている[l]。これらは、オブジェクトの自動簡略化に重点が置かれ、空間を構成している全オブジェクトを一律に扱っている。そのためLODを設定した段階で作成者の意図した空間を表現していないことがある。本稿ではこの欠点を補い、表現を損なわない3次元仮想空間構築のためのLOD自動生成方式について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1997-09-24

表現を損なねない3次元仮想空間構築のためのLOD自動生成方式

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