気液二相流解析結果可視化技術の開発
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概要
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可視化技術の目的は, 解析結果データを研究者や設計者が理解しやすい形式で視覚化し, 物理現象の把握を容易にすることにある. 近年のハードウェア進歩による情報処理技術の高速化により, 本技術の重要性は一層高まっている. しかし従来の汎用可視化システムでは, 結果データをそのままディジタル値として扱い, スカラー量はコンター図, ベクトル量はベクトル図と言ったコンピュータグラフィックス技術を直接利用した表示法が広く用いられている. こうしたシステムでは, 温度や圧力の分布状態を把握する場合には有効であるが, 熱交換器内で発生する気液二相流現象において重要な流動様式を表現することはできない. 本論文では, 垂直管内の気液二相流現象を取り上げ, 解析プログラムで求めた解析データに研究者の経験に基づく実験式を組み込むことで, 物理関係を満足させながら流動様式を再現する可視化法を提案し, その実験結果を報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
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上野 隆司
三菱重工業(株)高砂研究所
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上野 隆司
三菱重工業(株)
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森村 弘一
三菱重工業(株)高砂研究所
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鵜飼 修
三菱重工業(株) システム技術部
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小山 富久子
三菱重工業(株)
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森村 弘一
三菱重工業(株)
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鵜飼 修
三菱重工業(株)
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鵜飼 修
三菱重工業
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上野 隆司
三菱重工業 高砂研
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森村 弘一
三菱重工業 高砂研
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上野 隆司
三菱重工業 (株) 高砂研究所
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