マルチメディア用エンベデッドRISCのための新アーキテクチャの開発
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概要
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マルチメディア機器のシステムオンチップ化が進む中で, システムの中核となるCPUとして, コスト性能比や電力性能比に優れた組み込み用のRISCマイコン (エンベデッドRISC)の開発が盛んである。このようなアーキテクチャ開発の重要課題として, (l) CPUコアの小型化, 低消費電力化, 高速化, (2) ソフトウェアの大規摸化に伴うメモリコスト増大への対応, (3) ディジタル信号処理, 1データ検索, 通信プロトコル処理, システム制御などの幅広い応用への適応が挙げられる。我々はこれらの課題の総合的な解決を主眼とし, 新しい32ビットエンベデッドRISCアーキテクチャ(開発コード名: aleph)を開発した。本稿では, まずaleph の命令セット・アーキテクチャの概要と, 独自に開発した高機能16ビット命令について述べた後, この命令セットを実装したプロセッサアーキテクチャ, およびコプロセッサ接続の新方式について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-09-24
著者
-
松本 健志
三洋電機株式会社東京情報通信研究所
-
三浦 宏喜
三洋電機株式会社研究開発本部 デジタルシステム研究所
-
甲村 康人
三洋電機株式会社研究開発本部
-
石川 和民
三洋電機株式会社イノベーショングループ研究開発本部デジタルシステム研究所ユビキタスネットワーク研究部
-
石川 和民
三洋電機株式会社 ハイパーメディア研究所
-
三浦 宏喜
三洋電機株式会社東京情報通信研究所
-
甲村 康人
三洋電機株式会社 ハイパーメディア研究所
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