SGML 文書データベース間の変更管理共通方式の開発
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概要
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企業間連携を目指す情報システム実現において, 文書の交換が重要課題となりつつある. 企業間で交換されデータベースに格納された電子文書の部分変更に対し, 文書要素の自動更新を実現するには, 文書構成及び変更管理方式の共通化が必要となるが, 現在,その標準化はなされていない. この実現に適する文書記法として文書記述言語 SGML があるが, 流通している SGML データベース管理ツール(以下, SGMLDB と略す)を使うには, 変更履歴管理の実現方式が異るため, 共通実現方式の定義とインタフェースの開発が必要となる. そこで, この研究では, 流通している二種の SGMLDB の中に, NCALS はん(汎)用 DTD (以下, DTD と略す) によって共通の文書構成を実現し, その管理系との間に新たに変更管理共通方式の開発を進めてきた. ここでは, その仕様概要と実装方法について報告する. この研究は, 前大会において, 開発方針と課題について文献で示したが, これはそれに従い具体的機能を定義し実装実現性を評価したものである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-03-12