日本語述語の意味属性に応じた英語構文の決定
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概要
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日英機械翻訳では一般に、用言を中心に日本語原文の解析を行ない、それを英語構造に変換して訳文を生成している。そのため、日本語側での文の購造がそのまま英語構文に反映されることになり、直訳調の分かりにくい訳文となってしまう問題があった。日英翻訳において、より品質の高い訳文を得るためには、動詞中心の構文から名詞中心の構文に変換することが必要であると指摘されている。これは節から句への変換の必要性を言うもので、無生物主語の問題がその典型例である。本稿では、この無生物主語の問題に焦点を当て、日本語の重文中の従属節を主文の格要素として英語に変換する手法を提案する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28