文書画像のレイアウトモデル作成方式
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概要
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文書画像のレイアウト解析を行うためには、1ページに内包されるオブジェクトの階層関係を記述した木構造モデルが用いられることが多い。我身は、オブジェクトに関する記述を極力抑えてモデルの定義を容易にした木構造モデルによるレイアウト理解方式の開発を行っているが、このようなモデルをユーザが定義する場合を考えると対階層構造並びに解析に必要なパラメータを正しく記述することは一般には困難である。本稿では、複雑なモデルの階層構造を視覚的な表示、操作を行うことでユーザーにとってわかりやすくすることと、機械が画像解析して木の作成をある程度までサポートしたり、予め文書画像固有のメタ知識を定めて詳細なパラメータ設定を簡単にすることにより、ユーザーのモデル作成負担を軽減する方式について述べる。この方式によれば1ページの解析結果から同種のページに対応できるような汎用的なモデルを簡単に作成することができる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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