表データのカット&ペーストの一方式
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概要
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紙でしか存在しない文書からテキストDBを作成する場合には、図表の情報を保存するためにページ単位の文書画像を関連付けて同時に保管する場合が多い。このような時には、特に図表を含むページではテキストよりも画像を表示する方が直感的でわかりやすい。一方テキストを再利用する時には、画像ではなくページに該当するテキストを別のビューワに呼び出し、ユーザー操作により他のアプリケーションに引き渡すといった方法が一般的である。本稿では、表示してある文書画像、特に表画像をマウスでドラグしてデータのカット&ペーストを行う時、従来のユーザーインターフェースのようにビットマップデータをコピーするのではなく、マウス座標から該当する表のカラムデータを引き渡す方式について述べる。このようなユーザーインターフェースによれば、データの登録時に表の構造情報を保存するとともに、表の項目データをCSV形式等で蓄えることによって、画像ビューワ上の表の必要なデータ部分をドラグして、スプレッドシートのアプリケーション等に行、列を揃えて貼りこむことが可能となる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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