協調作業に必要なコミュニケーションに関する考察 : その1 : 通信ネットワークを利用した翻訳を例として
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概要
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協調作業に対するコンピュータ支援に関する研究では、モデルに基づく構造的アプローチとメディアを中心とする非構造的アプローチとがある。一方、協調作業の中で交わされるコミュニケーションの同期性や構成員の物理的な距離によって、支援システムの目的や機能も様々である。本研究では、成果と処理内容の比較的明確な協調作業に対して構造的なアプローチを試み、作業を並行して効率的に進めるための非同期型のコミュニケーションについて、実際の例を分析して考察する。分析対象とした協調作業は外国語の翻訳であり、本稿ではまずパソコン通信を用いた組織的束縛の緩やかなグループでのコミュニケーションについて報告する。更に協調構造を明確にして、コンピュータによる支援を一歩進めた研究については次稿で報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-09-28
著者
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