通信サービス記述のための知識と動作に基づく様相論理SSL
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来の通信サービスはその実現にどのような機能を必要とするかという観点から分類され,論じられることが多かった。しかし,サービスが多様化した現在,どのようなサービスがユーザの要求に答えられるのか,何をユーザは欲しているのかなどを記述し,論じる手段が望まれる。そこで,ユーザの要求(抽象サービス仕様)は何かを形式的に記述し実際のサービスと要求との間を関係付ける手段として,並行プロセスの知識所有状態を記述する様相論理SSL(Service Specifecaticn Logic)を提案する。これにより,通信サービスに対する仕様をユーザの知識所有状態の変更過程として捉えることができ,サービス仕様の形式的記述・分類・model checkingなどが可能になることを示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1992-02-24
著者
関連論文
- 失敗集合モデルによる非同期通信系の等価性定式化
- 並行合成のスレッド生成への忠実な翻訳法
- 高階双模倣性に対する完全抽象的な距離モデル(Extended Abstract)
- 通信サービス記述のための知識と動作に基づく様相論理SSL
- チャネルに基づく選択付き通信のための分散プロトコル
- Nepi^2: π計算に基づくネットワーク・プログラミングのための2レベル計算体系