構造化文書(ODA)の処理 : 文書の基本スタイル設計支援のための知識獲得
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概要
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構造化文書体系では、見出し本文などの文書スタイルを構成する要素が区別されており、要素に応じたスタイルの設定が容易である。このことから、構造化文書体系に基づく処理の一形態として、文書の高品質化、すなわち高品質な文書スタイルの作成支援が考えられる。ここでは、WYWIWYG(What You Want Is What You Get)ドキュメンテーション機能と呼ばれる機能の具現化を考えた。これは、煩雑で専門的な知見を要する文書スタイル設計(文字組/レイアウトなど)の代わり、目的や印象といった簡単な入力により、高品質な文書が容易に得られる機能である。このWYWIWYGドキュメンテーション機能の具現化の一手段として、一般ユーザーへのアンケート調査により文書スタイル作成支援のための知識の獲得を試みた。この結果、モノクロでテキストのみの技術文書について、文書スタイルの各要素の設定と、いくつかの心理的な印象との間に、相関関係が見られた。
- 1992-02-24
著者
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田中 剛
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
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藤本 正和
富士ゼロックス(株)研究本部未来ワーク研究所
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藤本 正和
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
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田中 剛
富士ゼロックス(株)システムコミュニケーション研究所
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