電子決済用セキュアプロトコルiKPと暗号方式
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概要
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インターネット上でエレクトロニック・コマース(電子商取り引き)を行うためのシステムを考えるとき、重要な課題の1つは、安全で効率的な電子決済用プロトコルの確立である。その有力な候補の1つにiKP (Internet Keyed Payment Protocol)がある。iKPはインターネット上で消費者、加盟店、クレジットカード会社の3者が、相互に相手の正当性を確認しながらそれぞれが必要な情報のみをやりとりし、安全に電子決済を行うためのプロトコルであり、プロトコル中では公開鍵暗号方式を用いている。本講演では、iKP中で公開鍵暗号方式が使われることにより、電子決済中でどのようなセキュリティが達成されるかの特徴を述べ、更に、他の暗号方式使用の可能性と問題点を解析する。
- 1996-09-04