インターネット上の情報を整理・共有するDBツール

概要

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インターネットの普及と共に、その上で流通するデータ量が増大し、重要なデータを見失うことがある。情報の洪水に押し流されることなく、インターネットを十分に活用するためには、目的に応じて情報を整理することや、情報の共有・再利用等が更に重要になる。既存のWWWブラウザやニュースリーダーなどのインターネットアプリケーションは、WWWの閲覧、ニュースやメールの読み書きを行うための機能を備えているが、情報を整理したり、再利用及び共有する機能は備えていない。そこで、我々はWWW、ネットニュース、電子メールといった異なるサービスのデータを整理し、再利用及び共有するためのDBツールを提案する。このツールには以下のような特徴がある。(1)各種データの整理、検索、更新を高速に行う。(2)GUI(Graphical User Interface)により簡単な操作性を提供する。(3)各種サービスのデータ同士を相互に変換し情報の再利用を容易にする。(4)整理したデータを特定のグループ内で共有し情報の有効活用を可能にする。本稿では、ツールの概要と基本的な機能について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-09-04