ウエーブレットとフラクタルによる動画像圧縮方式

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概要

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N-ISDNやモバイル通信などの低ビットレートのネットワークに適した動画像圧縮方式として、DCTによる変換符号化形式が国際標準化されている。しかし、DTC変換は、符号化の際、ブロック歪みやモスキート雑音が発生する。このような雑音を除去する変換符号化形式として、ウエーブレット変換方式があるが、正規直交関数であるため、無限長のタップをもつフィルタを必要とする。このため、適当な長さのタップ長をもつフィルタでウエーブレット変換を行う。このようにして得られたサブバンド符号化画像にフラクタルモデリングを適用した静止画像圧縮方式を動画像圧縮に拡張するため、動き補償と同様に、先行フレームのドメインブロックで近似されたレンジブロックを写像し、かつ、フレーム間の写像を行う方式について、符号化、復号化するアルゴリズム、ビットレートなどについて考究した。
一般社団法人情報処理学会の論文
1996-09-04

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