日本語情報処理用の計算機システム
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概要
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現在の計算機は欧米で開発され発達してきたものであり、その根底は欧米の言語体系に基づいている。欧米語は表音文字であるアルファベットを用いているため、表意文字である漢字を用いている日本語とは大きく異なり、日本語を計算機上で扱うのは大変である。また、現在の計算機は数値計算を行うことを目的としたものであり、言語処理を行うのには必ずしも適したものとはいえない。計算のようにあらかじめ作業の手順が決まっている場合、その手順をプログラムとして書き表し、それに基づいて実行がなされる。そこで、現在の計算機のようなストアードプログラム方式が生まれた。しかし、言語情報の処理を行うには必ずしも手順が決まっているとは限らず、作業は逐次的で結果によって次の作業がいろいろと決定し、それを実行して行くこともある。したがって、言語の処理、特に日本語の処理を行うためには、従来のものとは異なる、日本語の言語体系に即した言語処理専用の新しいアーキテクチャを持つ計算機の登場が望まれる。そこで、当研究では日本語の特徴を生かした情報処理用計算機のアーキテクチャについて検討を行っている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
著者
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