リフレクション原理によるフレームシステムの拡張
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概要
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ある対象領域をフレームシステムで記述しようとする場合、純粋に既存のフレームシステムの枠組だけでは、知識をうまく記述できないことが多い。そのため、フレームシステムに次のような変更を加えることになる。1.対象領域独自の関数の追加2.既存の関数の変更3.新しいインヘリタンスの追加4.特定のフレーム、スロットに対する機能の追加これらの機能は、既存のフレームシステムのインタープリタを修正するか、あるいは与えられたフレームシステムの枠組(デーモンなど)を利用する方法がある。前者は、使用者がフレームシステムのソースコードを理解し、修正できる能力がなければならない。これではフレームシステムを使用する前段階のコストが大きくなり、生産性は向上しない。後者は対象領域の知識とフレームシステムの定義が混在してしまう形になり、対象領域の本来の知識が不明確になってしまう。本研究においては、上で述べた機能をメタレベルの機能と考え、メタレベルにおける柔軟なシステム構築機能を持つフレームシステムを実現する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1991-02-25
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