RAID5型ディスクアレイの二重化パリティスペアリング
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概要
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近年,ディスク装置の高速化,高信頼化を目的として,複数台のディスクによって並列冗長構成されたディスクアレイが注目されている.ディスクアレイは一般にRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)と呼ばれ,その主な記憶・構成方式としてRAID1からRAID5までの5つが提案されていろ.本研究では,トランザクション処理向けに最も実用化が進んでいるRAID5の性能と障害回復処理時間について考察する.RAID5型ディスクアレイでは,データ更新時にパリティの再生成と更新を伴うため,ライトアクセスがリードモディファイライトとなり、性能低下の大きな要因どなっている。このことを考慮し,性能を改善するための設計手法の一つこして,通常動作時にスペアディスクを活用する方法,スペアリングが提案されている.本研究では,スペア領域を第二のパリティとしてアレイ内に分散し,二つのパリティの内容を一致させ,かつ,一時的に非同期,独立に更新することを可能とした方法,二重化パリティスペアリングについて検討する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-09-20
著者
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