有限要素法のための数値シミュレーション言語
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概要
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最近GUIによって入力・解析が手軽に行える汎用数値解析プログラムが多く製品化されている。しかし、有限要素法に代表される数値計算は、汎用プログラムの操作法を習得しただけでは本当に意味のある解析ができるとはいえないだろう。特に有限要素法は理論とともに、計算機へのインプリメントに関する知識が必要であり、その習得のためにはある程度有限要素法プログラムの作成、実行を体験する必要がある。また、汎用プログラムでは解析不可能な問題に対しても、プログラムの作成が必要となるが有限要素解析プログラムを作成することは工数的に難しいことが多い。われわれは、有限要素法によるユーザ専用プログラムの作成支援、さらに有限要素法の研究・教育ツールを目的とした有限要素法のための数値シミュレーション言語FEELを開発している。このツールは、ある程度の有限要素法の知識があれば、プログラム言語的で分かりやすい有限要素法のシンボリックな問題表現から対応するFORTRANプログラムを自動生成する。また、ユーザはさらにFORTRANレベルで細かい手を加えることが可能である。
- 1994-09-20
著者
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