二面性を有するエッジを使った空間モデリングの一提案
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概要
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CAD技術の高度化に伴い,現実に存在する設計対象物を忠実にモデル化することが求められている。これまで,空間のモデル化手法として境界表現(Boundary Representation)が広く使われてきた。境界表現は,モデルのプリミティブと現実の物とを直感的に対応づけることができるという利点があるものである。一方,このモデルの単純さ故に,空間のモデル化に適さない部分があることも指摘されている。本文では,間取り図の表現するとき,エッジの二面性を扱うことが重要であることを述べるとともに,エッジの二面性を有するTSEモデル(Two-Sided Edge Model)を提案し,実現のためのデータ構造を示す。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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