ディクショナリ間のデータ交換における問題点と解決方法
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概要
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最近ではパーソナルコンピュータやワークステーション上で動作するソフトウェア開発支援ツールが多く出現し,ソフトウェア開発の分散化が進んできている."CASE(Computer Aided Software Engineering)ツール"と呼ばれるこのようなソフトウェア開発支援ツールの多くは独自のディクショナリを持ち,定義された情報を格納し,利用している.CASEツールのディクショナリとホスト上のディクショナリとの間でデータ交換(情報の移出・移入)を行うことには以下の目的がある.ホストディクショナリをCASEツールディクショナリの記憶域の拡張として利用することを可能にする.複数のCASEツールディクショナリから移入したデータを,ホストディクショナリ上でデータ管理者が一元的に管理・統制することを可能にする.また,ホストディクショナリで管理・統制されたデータを複数のCASEツールディクショナリに移出してソフトウェア開発を行うことを可能にする.CASEツールディクショナリから移入したソフトウェアの設計情報に基づいて,ホストディクショナリ上に構築されたツールを使用して,ホスト用の実資産等を生成することを可能にする.本稿では,CASEツール上のディクショナリとホスト上のディクショナリとの間でデータ交換を行う場合の問題点について,特に両者間のデータのマッピングに関する問題点とその解決方法について述べる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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渡辺 一郎
(株)富士通研究所
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渡辺 一郎
富士通ソフトウエア生産技研
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小山 徹
(株) 富士通ソフトウェア生産技術研究所
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小山 徹
(株)富士通ソフトウェア生産技術研究所
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渡辺 一郎
(株)富士通ソフトウェア生産技術研究所
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