BTRON仕様OSの自動操作機能
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概要
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TRONプロジェクトにおいて、人間とのコミュニケーションを司るOSとして設計されたBTRON仕様OSには、ヒューマンインタフェースを構築する際に利用できる機能が豊富に盛り込まれている。具体的には、約100種類に及ぶ描画関数とそれらを利用したウィンドウマネージャ,メニューマネージャ,パーツマネージャ等のHMI(Human Machine Interface)機能や日本語入力機能がOSで標準的に用意されおり、これらを用いて優れたヒューマンインタフェースを持つマルチウィンドウ型アプリケーション(BTRONアプリケーション)を容易に作成することができる。本稿では、このBTRONアプリケーションをスクリプトに従って自動的に操作する自動操作機能について提案する。自動操作機能は、ユーザの操作を代行する命令等で構成されたスクリプトを実行するインタプリタ、ユーザの例示操作からスクリプトを生成するレコーダ、スクリプトを管理及び起動するスタータから構成される。これらを用いることにより、すべてのBTRONアプリケーションに後述のようなコマンドマクロやチュートリアルを付加することが可能となる。また、自動操作するアプリケーションに応じて様々な機能を実現することができる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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増田 克彦
松下電器産業株式会社 情報通信関西研究所
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安藤 誠
松下電器産業株式会社 情報通信関西研究所
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三村 義祐
松下電器産業(株)マルチメディア開発センター
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橋爪 達夫
松下電器産業株式会社 情報通信関西研究所
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三村 義祐
松下電器産業株式会社 情報通信関西研究所
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