ニューラルネットワークを応用した印刷漢字認識
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者らの研究室では、かねてからパーソナルコンピュータを用いて、視覚障害者を対象にした点字情報処理システムの開発を進めており、そのシステムに文書画像を入力して点字に変換するという新しい機能を付加することを目的の一つとして印刷文字認識の研究を行なっている。前回報告したシステムは、認識の過程にファジィ理論を導入することにより、文字線の黒つぶれ、かすれ、及び位置ずれなどのような"不明確さ"、"あいまいさ"に対応しているが、斜体字などのような文字形状の著しい変動に対応することは困難である。また、"開"と"関"などのような非常に類似している文字において、誤認識を避けることは容易ではない。そこで本研究では、多様な形状の複数字体の印刷漢字に対応するために、認識の前段階の分類においてニューラルネットワークの適用を試みた。さらに類似文字間の識別にニューラルネットワークを用いることにより以前のシステムの認識率の改善を図った。以下に本システムについての概要と、その実験結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
関連論文
- VCV波形ラベリングのための母音及び撥音の識別
- VCV波形接合成に用いる母音識別の一方式について
- VCVバランス単語データベースを用いた単語合成方式の検討
- 波形接続合成におけるVCV素片の音質に及ぼす影響について
- 0型および1型アクセントによる強制発声VCVバランス単語データベースを用いた高音質単語音声合成の検討
- 駆動点同期型ピッチ波形抽出法
- 自己組織化学習を用いた母音及び撥音の識別
- 1999年春季研究発表会
- ピッチ波形の間引きと補間方法の検討
- 駆動点同期型ピッチ波形抽出法の頑健性評価
- VCV波形接続合成のためのピッチ変換法の検討
- 駆動点同期による複素ケプストラム分析合成法の検討
- スペクトル補正によるピッチ変換音声の音質改善
- ピッチ波形抽出位置と一様ピッチ変換音声の音質との関係
- VCV連鎖波形接続による単語合成法の検討
- ピッチ波形抽出位置の検討
- 単語音声データベースのVCV連鎖波形を接続する任意単語生成法の検討
- 短区間変形自己相関係数を用いたピッチ波形抽出法の検討
- Hough変換と周辺分布による手書き文字の分類と認識
- 高品質音声編集システムに関する検討
- 音声合成装置のためのプログラム
- 声道シミュレータによる英語の合成について
- 音声合成装置の制御方式について
- ダイナミックアナログ音声合成装置
- オフライン手書き文字認識の一方式
- 点字-音声変換機の試作研究
- ハイブリッド方式による音声の合成
- SOMを用いたオフライン手書き文字認識
- オフライン手書き文字認識の一方式
- 特徴量の組み合わせによる話者識別
- 筆順フリーオンライン文字認識の一方式
- ウィグナー分布関数を用いたピッチ周波数の抽出
- ニューラルネットワークを応用した印刷漢字認識
- ファジィ理論を応用した印刷漢字認識
- 聾唖者用音声合成機の入力方式について
- ピッチ変換率とスペクトル歪を考慮したVCV波形接続音声合成