共通問題のオブジェクト指向形式仕様記述言語Object-Zによるアプローチ(2)
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概要
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Object-Zは、形式仕様記述言語Zのオブジェクト指向への拡張である。Zは、集合論と第一階述語論理に基づく言語である。しかし、最近の問題領域の複雑化、大規模化に伴い多くの状態やオペレーションのスキーマをより容易に扱うことができる構造が必要とされるようになってきた。これがZからObjebt-Zへの拡張となった。Object-Zには、Zに対して、カプセル化(Encapsulation)、継承(Inheritance)、多義性(Polymorphism)などの拡張がなされている。当論文では、このObjebt-Zを使って共通問題である酒屋の在庫問題を解く事でObject-Zとはどのようなものなのか、さらには本当に有用なものなのかについて主に下流工程である詳細化(Refinement)と実装(Implementation)について評価を行った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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