数学の考え方に基づくユーザインタフェース
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概要
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通常、プログラムは見ることによって理解される。ところがこの方法では、できあがったプログラムの意味を覚えておくことが困難であり、また、プログラムの重要な部分と重要でない部分の区別が明確ではない。これらのことは視覚的プログラミングや個人の創造的な仕事にコンピュータを使うことを困難にしている。そこでは数学を使ってプログラムを理解する方法を提案した。本稿では、まず第2節で数学の考え方に基づくユーザインタフェース(Mインタフェース)の操作の体系を示し、次にそれを数学と対応させることにより、ユーザインタフェースを数学的に考えていく方法を示す。さらに、プログラミングに対する応用とその特長の概要を述べる。第3節では、Mインタフェースの例として、数式変形システムのユーザインタフェースを取りあげ、最後にその今後の展望を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01