推論型データベース検索支援システムの試み

概要

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政策や、ビジネス、研究の分野で国際経済統計データベースを活用するためは、正確に短時間に検索することが要求される。この要求を満たすために、担当者は、サーチャーに依頼するが、間接的な仕事になるため、意思の疎通がむずかしくニーズに合った情報を得にくい。そこで担当者が簡単に使うことが出来て、ユーザーの最もニーズにあった情報を提供出来る専門家の知識とユーザーより学習した知識を有した、データベース選択及び検索を支援するシステムを目指して、国際経済統計のデータベースのサチャーの機能を人工知能的手法を用いて支援する推論型データベース検索支援システムの試みを行なった。システムは東北大学の伊藤研究室で開発したブログラマ一によって並列化の出来る並列LispシステムPaiLispを用いて作成されており、推論、検索の並列化も試みてみた。本稿では、データベース選択の推論システムについて、推論機構の機能、演繹推論のためのアプローチ、推論システムの構成及び推論システムの構成における個々の推論の手法、知識ベースの構造について報告する。
1993-03-01