リアルタイムOSに適した多重要求受付可能なデバイスドライバの開発
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概要
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制御機器などのリアルタイム性が要求されるシステム(以下、リアルタイム・システム)においては、開発効率向上などのメリットからリアルタイムOS(以下、OS)を使用することが近年の傾向である。このようなシステムにおいて、I/Oデバイスに対して排他制御・キューイングを行う入出力デバイスドライバは、記述性の面からセマフォ,メールボックスなどのOSの機能を利用して記述することが一般的である。しかしながら、このようなデバイスドライバの実現手法には次のような問題がある。(1)複数のシステムコールを利用するため入出力要求から処理完了までのスループットが低い。(2)OS自身はデバイスドライバの利用が困難である。このため、新たなハードウェアヘの移植時にはコンソールなどは使用できない。(3)アプリケーションプログラムの実行環境(OS、モニタなど)毎に、個別のデバイスドライバを用意しなければならない。以上の問題を解決するため、特定のOSに依存せず、排他制御・キューイング機能を内蔵した入出力メカニズムMDI(Multiple request acceptable Device Interface)を開発した。本稿では、MDI特徴、動作メカニズム、評価結果について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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