自由曲線・曲面の特異点回避分割数計算方式

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概要

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従来,自由曲線・曲面表示において,画面上での精度を保つように折線・多面体近似する適応分割方式があった.この方式では,何分割すれば良いか計算する処理(分割数計算),折線・多面体データ作成処理,折線・多面体表示処理の三段階に分けられる.特に,分割数計算は,後の二処理の処理量を定め,表示性能に大きく関与する.分割数計算方式として,Filip,Abi-Ezziによる方式,Rockwoodによる方式,等がある.これらを有理Bezier曲線・曲面に適用する場合,制御点のウェイトは総て正(又は負)でなければならない.しかし,視点と制御点の一つが一致する場合など,ウェイトが0になることがある.このとき,計算式中にゼロ割りが起こり,分割数は不定となる.本論文では,ウェイトが0の部分と0でない部分とに分け,別々に計算を行うことによって,ゼロ割りを回避する分割数計算方式を提案し,その有効性を示す.
一般社団法人情報処理学会の論文
1993-03-01

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