対話データベースからの日英変換規則の抽出
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概要
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機械翻訳システムにおいて、言語間で単語の対応づける変換規則は対応関係が複雑であり、その構築は容易ではない。ATRでは対話データベースの構築が進められており、収録された対話に種々の言語的な分析がほどこされている。単語に関する情報としては、対話中に現れた単語、単語の読み、標準表現、品詞、活用型、活用形、音便が、単語間の関係情報としては格・係り受け関係(係り受けの意味的関係も付与されている)が、さらに、文、文節、単語に対して日英の言語間の対訳対応情報が、既に付与されている。ここでは、対話データベースから変換規則の自動抽出の第一段階として、単語情報(品詞、標準表現)、係り受け関係、単語における日英対訳対応、情報を用いて、動詞の訳語選択規則の抽出を試みた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04