連立非線形方程式について(4)
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概要
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連立非線形方程式を解くにあたり、出発値に近い解を求めたいとき、出発値を解と解との中間あたりに与えたり、解が集まっている中心付近に出発値を与えると、ヤコビアン係数行列が特異になる場合やそれに近くなる場合がある。その結果、出発値に近い求めたい解を通り越して、その求めたい解に収束しない場合、あるいは近似解が振動して解に収束しない場合等、ニュートン法で解くことが困難になり求めたい解が得られないことがある。そこで、テーラー展開の2次の項まで用いることによりこの問題を解決して、出発値に近い解に収束させる方法について述べる。
- 1990-09-04