スカラー機にもベクトル機にも適する固有値ルーチン
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概要
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密な実対称行列Aに関する標準固有値問題Av_i=e_iv_i(i=1,2,・・・,m,・・n)を数値的に解くためのニーズは増大しつつあるが、一つのソースコードでスカラー機にもベクトル機にもほぼ最適な固有値コードは未だ開発されていない。我々は、密な実対称行列Aを鏡像変換行列Hを用いてT=H^tAHのごとく三重対角行列Tに変換する段階、Tに関する固有値問題Tq_i=e_iq_iを解く段階、V=HQの逆変換を行なう段階ごとに、最適な算法とコードを見い出し、それらを適宜組合せることにより、高速固有値ルーチン・NSHOUD(第3版)を開発した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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