段階的詳細化を基礎としたLispプログラム開発支援ツール : FASET(5)自然言語記述による開発支援ツール
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概要
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本稿では、ソフトウェア開発において、上流工程から下流工程まで支援するツールについてその機能・構成を述べる。本ツールは、上流工程の支援のために、段階的詳細化の手法を設計の基本手法として採用し、仕様レベルでの検証などを行ない、下流工程の支援として、設計仕様からプログラムを最終的に生成する。開発は、Lispマシン(Symbolics 3640)上で行なわれ、Lispプログラムの開発を支援する。ツールの特徴は以下のとおりである。トップダウン/ボトムアップ設計支援:機能の分割・統合という形で、仕様の段階的詳細化の過程を支援。仕様の検証:分割した機能単位間の入出力データ構造の整合性の検証および推定を行なう。実行可能プログラムへの変換:機能単位の記述に従って、実行可能プログラム(Lisp)に変換する。仕様レベルでの再利用の支援:既存の仕様の再利用を支援する。検索は日本語文字列で可能である。柔軟なユーザインタフェース:マルチウインドウ・マウス等を活用した柔軟なユーザインタフェースを持つ。以下に、それぞれの説明を行なう。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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