自由曲線を含む線画の円・楕円の認識
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概要
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従来、図形を計算機に入力するものとしては、機械図面をCADシステムへ入力するために直線と円弧として認識するものや、ベクターフォントなど輪郭線の清書を目的とした直線とスプライン関数で曲線近似するものなどがあった。最近では、扱う対象がテクニカルイラストレーション等さまざまな種類の図形を含むものまで広がっており、そのデータをオンラインで扱おうと試みられてきている。その際、図形を認識しておくことは、データ圧縮法としても有効である。また、タブレット等からのインターラクティブな手書図形入力手法としても利用できる。 我々は、こういった背景から、一般的な入力図形を円・楕円・直線・自由曲線(B-spline近似)として認識・清書する汎用的なシステムを構築した。ベクターデータを扱うことにより、ビットマップデータに比して、データ量が小さく処理速度の向上が図れる。また、位相的にリンクされている図形を切り出すことが可能なことから、プリミティブ図形ごとの整形・編集が可能であり、またいわゆるスケールベースな処理も可能となる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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