データキャリアを応用した個体識別システム : 設計開発環境の構築
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概要
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情報化社会の進展に伴い、企業機密情報が外部に漏れる恐れが懸念される。このため、情報が集中するデザインルーム及びコンピュータセンタにおける情報セキュリティ対策が重要となる。情報セキュリティ対策をする上で人的災害等から物理的に情報を保護する入退室監視及び持出監視はセキュリティ対策として重要な要素の1つとなる。しかし、これらのセキュリティ対策を行う入退室監視システム及び持出監視システムは、それぞれが対象とする人物又は物品を単独で監視する個別のシステムとなっている為、物品の持出を検知しても室外へ持出させないように扉を施錠することや物品を持ち出した人物を特定する等の監視は出来なかった。本稿では、これらの問題を解決する為、電波方式の情報タグにより人物や物品を非接触で自動識別する個体識別システムを用い、入退室監視及び持出監視を統合したセキュリティシステムによる設計開発環境の構築について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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井上 信治
(株)日立製作所
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田辺 利夫
(株)日立製作所
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西坂 利夫
(株)日立製作所
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瀬野尾 正喜
(株)日立製作所
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岩崎 一哉
(株)日立コンピュータエレクトロニクス
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吉谷 和範
(株)日立コンピュータエレクトロニクス