OSIディレクトリの高度化
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概要
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近年のインターネットの著しい発展に伴い,全世界に分散配置された様々な情報にアクセスすることが可能となった.この代表的な情報提供サービスとしてはWWW(World Wide Web)がある.WWWは手軽な情報発信を行う分野には適するが,体系的な情報をきめ細かくアクセス制御して管理すべき分野には適さない.これに対してISO/ITU-Tでは,OSIの応用層のサービスの一つとして,通信に関する情報に関する分散データベースであるX.500ディレクトリを規格化している.OSIディレクトリサービスはWWWの欠点を補う性格を持つもので,インターネット上でもWWWと共存して利用されている.我々は,これまでにインターネット上で動作するOSIディレクトリシステムを構築し,社内ネットワークにて運用開始している.今回,分散処理機能,公開鍵証明書管理機能,GUI保守機能を新たに実現したので報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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